悪い事ではないんですけど(むしろ良い事ですが)、基本が身に沁みない内はそれほどこだわらなくても良いのでは、と思います。
今学んでいる拳法は、腰のタメで打つ、足さばきで力を生み出す、その力の生まれ方、力の伝わり方を感じる等、とても繊細な感覚が要求されます。
移動距離に気持ちを取られてしまうと、そういう感覚が中々捉えられなくなります。
本日の練習では、移動練習に気をつけてみました。
本当に、ひとつひとつ丁寧に、足の向き、腰の落とし方、猫背にならず、お尻がきちんと立っているか、踵を使えているか。・・・
レンシスイを少し先まで教えてもらいました。
螳螂手と比較して動作が単純明快なので、早く憶えられそうです。
身体の使い方が分かりやすいので、拳法の経験の浅い人はこちらを先に学べば理解が早いのでは、と感じました。
さて、僕が学んでいる拳法は、伝統的な技術を基に、最近作られた新しいものです。
なので、深く学び続ければちょいと触るだけで相手を4、5メートル吹き飛ばせるようになったとか、気功の達人になれるとか、そういう美味しい展開はありません(おそらく)。
こういう世界は、古い方が尊いみたいなことを言う人達も大勢いますが、それも一部分は正解とは思いますが、その古いものだって始まった当初は新しいものだったわけです。
今関わっているものを大切に磨いていきたいな、と思います。
ブログ「東京:板橋 赤塚溜池公園のスナップ」様より
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