2011年10月26日水曜日

福島さん

3月に起こった、東北の大震災。
いろんな問題がいまだ解決せず、すべてひとくくりにされて、気の毒、大変、政府は何やってんだという評価が下されています。

震災被害について、僕が一番に思うのは、県、市町村の防災計画の甘さです。
1000年に一度の大災害で、想定外だったという言い訳は十分に理解出来るのですが、行政担当者がそれを言っちゃうとやっぱり駄目だと思います。住民に対して、行政に責任はありませんと公言する事になります。
まして防災計画の甘さから、日本の何割かの電力を供給する設備を駄目にしてしまっています。
まずは国に対して、国民に対してお詫びの言葉がないといけない。
行政担当者が、もっといえば県知事が東電責任者を呼びつけて叱りつけるというのは、なんというか責任逃れのパフォーマンスにしか見えません。
そして、なぜ今なお復興していないのかが不思議でたまりません。
がれきの撤去とインフラ整備、仮の集合住宅程度なら、今の日本の国力ならもうとっくに出来上がっているはずです。
行政、なにもたもたやってんの??復興事業も、『事業』ですから、いろんな利権調整が行政主導でなされている事が予測出来ます。恥ずかしいなあ。

東京電力。
原子力発電所が大ダメージを受けたのは、地震の揺れにではなく、津波・海水です。
築40年のこの施設は、小惑星衝突レベルの揺れに耐えた訳です。ここは評価をすべきでしょう。
海水に耐えられなかったのは、制御設備が防災設備の中に設置されていなかったから。これは設計ミスだと言われています。

放射能について、戦後日本では、何十年もかけて、複数世代にわたって、放射能は恐ろしい物だという教育がなされて来ました。
ガイガーカウンターで数値の測定も大切ですが、しかしどれくらいの数値ならどういう症状が出るのか、じつは科学的な根拠がありません。知らないでしょ?
ラジウム温泉で仕事している人達が、たとえば催奇性が高いとか、発ガン率が高いとか、そういう事もない。・・・
莫大な量を浴びると即死するらしいし、遺伝子の配列に傷がつくらしいから、確かに悪いものではあると思います。
妄信的に、ヒステリックに数値に対して厳しく反応をするのも違和感を感じます。

福島産の農産物が海外に輸出されているって問題にされていますが、リスクを承知で買えば買う側に責任はありますし、もう子供を産む事のない世代が消費をするのであれば、遺伝子に対するリスクはリスクにはなりません。
生産者が負うべき責任は、こんなもの作っちゃいました、という事よりも、こんなもの作っちゃいましたと公表する事にこそ、あると思います。
その公表を確認した上で、購入をし、消費をするのであれば、そこから先は買った側の責任です。
これがリスク管理です。

こいつらに責任は、ない

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