イップ・マンとは実在した功夫家で、詠春拳という拳法の達人との事です。
ブルース・リーが学んだとも言われています。
シチュエーションは第二次世界大戦前後、日本が攻めて来てイップ・マン達に迫害を繰り返すというお決まりの筋書きとなっているようです。
こういうストーリーの映画に対して不快感を憶える日本人がいる事は確かなのですが(僕も良い気持ちはしません)、かつての日本の映画、漫画等のドラマにしたって、主人公にちょっかいを出してくるイケメンの金持ちボンボンは大抵アメリカ人という事になっていましたし、中国人は金にうるさい矮小な人物か、もしくはでっぷり太ったイケ好かないヤツというステレオタイプな描かれ方をしていました。やっていることは一緒です。
ただ、この映画、日本軍が侵略して来て・・・と描かれていますが、史実は、イップ・マンをいじめたのは毛沢東率いる人民解放軍でした。・・・
さて、イヤ事は置いておいて、今までの功夫映画よりもぐっと洗練されていて、見所も多いと思います。
詠春拳 VS 八卦掌
敗れた八卦掌の拳士が「マイッタ」「カタジケナイ」と日本語を話すのはご愛嬌です。
連撃が多く、ボクシングに近い動きで実戦向きとされる詠春拳と、柔かく、円の動きで非常に特徴的な八卦掌。
詠春拳はともかく、八卦掌はもう少し頑張って八卦掌の動きを見せて欲しかった。
伝統的な詠春拳。かっこいいなあ。
八卦掌。円形にスタスタ歩く、特徴的な拳法。
台湾の武壇の先生が披露する八卦掌。非常に丁寧で参考になります。
武壇とは、国営の武術専門機関です。
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